腹痛は日頃の診療で最もよく遭遇する、頻度の高い症状です。良性疾患が原因で一時的に収まるものから、緊急の治療を要するものまでありますが、その中でも突如として急激な痛みがおこる場合を急性腹症とよびます。
また、腹痛は消化器科の範疇とは限らず、婦人科、泌尿器科、心血管外科などの他科領域の疾患も念頭におく必要があります。そのため、いくつかの科を受診してから診断がつく場合もあります。上腹部の痛みについては、以下の心窩部痛・胃痛もご参照ください。

詳しくはこちら

以下は緊急性の高い腹痛ですので、緊急検査が可能な総合病院の救急外来を受診してください。

腹痛の部位によって、ある程度の疾患を推定することができますが、鑑別は非常に多岐にわたります。

以上のような多様な疾患がある他、糖尿病、膠原病、皮膚疾患、薬物中毒などでもおこりえるため、すぐに診断することが難しい場合があります。

当院では緊急度が高い場合、当日または翌診療日までに内視鏡検査（胃カメラ）、腹部CTを行い、大腸カメラについても極力柔軟に対応しています。
緊急の場合には電話予約をおすすめしますが、WEB予約についても24時間対応可能です。
お困りの症状があれば、お気軽にご相談ください。

監修・文責　自由が丘消化器・内視鏡クリニック　院長　岡田　和久