粘膜脱症候群とは、排便時間が長かったり、排便時にいきんでしまう習慣などが契機となって、直腸粘膜の形態変化を引き起こし、組織学的に線維筋症を認める疾患をいいます。
内視鏡の所見では、潰瘍型、平坦型、隆起型などに分類され、外観は多彩です。
前記した排便習慣の改善が治療となりますが、効果に乏しい場合には内視鏡的処置が行われる場合があります。
以下は隆起型MPSの症例です。
院長 岡田和久