アカラシアとは、胃と食道のつなぎ目付近にある、下部食道括約が開かなくなったり、蠕動運動が障害されることによって、食道から胃へむかう飲食物の通過障害が生じる疾患です。
症状としては、食事のつかえ感や停滞感、逆流による胸やけなどがあり、次第に体重が減少したり、逆流症状による不眠や肺炎などがおこることもあります。
経口内視鏡的筋層切開術(Per-Oral Endoscopic Myotomy:POEM)という内視鏡治療が非常に有効で、2015年に保険収載され、専門施設で行われています。
文責 監修 院長 岡田和久