消化性潰瘍の二大要因は、Helicobacter pylori(H. pylori)と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)ですが、これらを要因としない原因不明の消化性潰瘍は、特発性潰瘍(idiopathic peptic ulcer disease;IPU)とよばれます。
明確な成因は不明ですが、単純な H. pylori 陽性潰瘍と比して基礎疾患の合併が多いこと、難治で再発率が高いことが指摘されています。
近年 H. pylori の除菌が進むにつれ,消化性潰瘍における IPU の割合が増加しています。
以下は当院で経験されたIPUの一例です。Helicobacter pylori陰性、薬剤処方歴がない症例でした。
参考文献
日消誌 2023;120:816―826
消化器内視鏡Vol.34 増刊号2024 P188-189
文責 院長 岡田和久